虜になる連写力!OM-D E-M1 Mark Ⅱレビュー

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今更感がありますが、書かせて下さい!

CP+2017のOLYMPUSブースで、少しだけ撮影させてもらった OM-D E-M1 MarkⅡ(以下、E-M1 Ⅱ)。いやあ、本当にビックリしたよ!
事前に読んだ雑誌やネットの記事で、その連写力の凄さは分かっていたつもりでした。頭では。でも、実際に実機を握りしめ、シャッターを押した時に感じた、五感を刺激する感触は、感動的ですらありました!
私はこれまで、いわゆる高速連写機を所有した事はないので、余計に凄さを感じたのかもしれません。一眼レフフラッグシップ機の所有者なら、確かに連写は早いけど、ピント精度や歩留まりはまだまだ一眼レフには敵わないよと言うのでしょう。
それでも私は言いたい!いよいよミラーレスが一眼レフの牙城を突き崩しにかかった事を!

ミラーレスカメラが一眼レフを駆逐する日は近い?

おれは、NIKON D40という古い機種では有るけれど、NIKONのオーナーなので、当然好きだし思い入れもあります。コンベンショナルな光学ファインダーにも魅力を感じています。それでも、このまま電子ビューファインダー(EVF)が性能向上を続ければ、近い将来一眼レフを駆逐してしまうんじゃないかと感じてます。それも、思ったよりも早い時期に。もちろん完全にじゃありませんよ。今のレコードやフィルムカメラの様にマニア向けに細々とは残って行くと思います。でも、メインストリームはミラーレスカメラに移行するのではとE-M1 Ⅱのシャッターを押した瞬間に感じてしまいました。

EVFは光学ファインダーを超えたのか?

初期のEVFは、写りの悪いテレビを暗い穴の底において遠くから眺めているような見づらさや不自然さが感じられ、とてもじゃなけど光学ファインダーの代わりにはならないと思ってました。しかし、技術的に幼いメカニズムは、進歩するスピードも早く、あっという間に違和感のない見え味に到達し、いよいよ光学ファインダーを凌駕する領域に到達しつつあると、E-M1 Ⅱのファインダーを覗いて感じました。
もちろん、一眼レフの実像を写すクリアで透明感の有る見え味はおれも大好きです。所有するフィルムカメラNIKON FE のファインダーを覗くと本当に広々としていてクリアで美しく、見ているだけで幸せを感じられます。
でも、実際に写真を写す段になるとEVFの便利さは一度使うと癖になってしまいます。まず、露出補正等の操作に対してファインダー像がリニアに変化する為、今までは経験や勘に頼っていた操作を目で確認しながらする事ができます。また、ピント合わせもピーキングや拡大表示などの機能で、正確に合わせる事が可能で、特にマニュアルフォーカスがとてもやりやすくなりました。
そして、EVFの弱点である連写時の表示の遅延もいよいよ克服しつつあると E-M1 Ⅱを短い時間使った中で感じました。
現在所有している OM-D E-M10(初代機)では、例えば花の蜜を吸いに来て、ヒラヒラ舞っている蝶々を連写で捉えようとすると、ファインダーのブラックアウトや残像感で、コマ送りの様な状態になり、まったく追えません。それが、E-M1 Ⅱでは、バスケットのゴールを決めるシーンを楽々と追う事が出来ました。もちろん、シーンが全く違うので、単純比較はできませんが、あの感触ならいままで諦めていたシーンも撮影できるようになると思い、本当に欲しくてたまらなくなりました!ここで、CP+の会場で写した写真をご覧ください。

バスケのゴールシーンを連続写真でお見せします

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カメラ: E-M1MarkII
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
焦点距離: 25mm (35mm換算焦点距離: 50mm)
シャッター速度: 0.002s (1/640)
絞り: f/2.8
ISO感度: 2000

P2240166.jpg

カメラ: E-M1MarkII
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
焦点距離: 25mm (35mm換算焦点距離: 50mm)
シャッター速度: 0.002s (1/640)
絞り: f/2.8
ISO感度: 2000

P2240167.jpg

カメラ: E-M1MarkII
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
焦点距離: 25mm (35mm換算焦点距離: 50mm)
シャッター速度: 0.001s (1/800)
絞り: f/2.8
ISO感度: 2000

 P2240168.jpg

カメラ: E-M1MarkII
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
焦点距離: 25mm (35mm換算焦点距離: 50mm)
シャッター速度: 0.001s (1/800)
絞り: f/2.8
ISO感度: 2000

 P2240169.jpg

カメラ: E-M1MarkII
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
焦点距離: 25mm (35mm換算焦点距離: 50mm)
シャッター速度: 0.001s (1/800)
絞り: f/2.8
ISO感度: 2000

いかがでしょうか?この写真をカメラを手渡されてすぐに写せるって、結構すごい事だと思いませんか?この時のドライブモードは、メカシャッターの最高速である15コマ/秒でしたので、AF/AEは固定になります。でも、マイクロフォーサーズは被写界深度が深いので、そんなにピントが甘い感じはしないですよね?

それに、写真を一枚一枚見てもらえば分かるように、連続するコマのプレイヤーの動きが本当に少なく感じませんか?これが15コマ/秒の威力です!詳しくはこれから書きますが、E-M1 Ⅱには他にも色々なドライブモードがあるので、色々なシーンで試してみたくなります。

連写力とはカメラの総合力である!

タイトルに書いた連写力とは、単純なコマ速の速さだけでなく、バッファーメモリーの潤沢さであったり、いままで散々書いたファインダーの見えであったりと、色々なファクターの総合力を称して書いたのですが、その中でもやはりコマ速の速さは一番重要なファクターです。
ここで、フルサイズ一眼レフ最速の Canon EOS-1D X Mark II と APS-C一眼レフ最速の Nikon D500 と E-M1 Ⅱを数値で比べてみます。

E-M1 Mark II EOS-1D X Mark II D500
 AF/AE追従  電子シャッター  最高18コマ/秒 最高14コマ/秒 最高10コマ/秒
 メカシャッター  最高10コマ/秒
 AF/AE固定  電子シャッター  最高60コマ/秒 最高16コマ/秒
 メカシャッター  最高15コマ/秒

ご覧の様にコマ速に関しては、D500を圧倒し、電子シャッター使用時は、EOS-1D X Mark IIをも軽く凌駕しています。これをもって一眼レフを超えたとは言いませんが、少なくとも動体を撮るからミラーレスは使えないという時代は過ぎ去ったと言えるでしょう。
E-M1 Ⅱとは価格帯が違いますが、最近出た SONY α9 は、フルサイズ素子で有るにもかかわらず、さらにすごいスペックで登場し(AF・AE追従で20コマ/秒)一眼レフ2強のフラッグシップ機 1D X Mark IIとD5 に対しても真っ向勝負出来るところまでミラーレス機が迫った事を感じさせました。
スポーツ撮影のプロの領域では、望遠レンズの充実やバッテリーの持ちの点で、まだまだ一眼レフに理があると思いますが、子供のスポーツやペットを撮影するアマチュアにとっては、機材の軽量化などの点で、ミラーレスが今の時点でも有利になり、この先ますますミラーレスの性能が向上する事を考えれば、動体の分野ではもやはミラーレス機を選ぶのが間違いないとさえ思います。

今回は主にファインダーと連写について書きましたが、他にも超強力な5軸手振れ補正や防塵防滴性能など、書き切れない程の魅力を満載したOLYMPUS OM-D E-M1 Mark Ⅱ

ブログで沢山儲けて、いつか買いたいな(^^;