【遙か遠くにに見えていた今日】は奥華子最新にして最高傑作アルバム

【遙か遠くにに見えていた今日】は奥華子最新にして最高傑作アルバム

久々の傑作アルバム!

デビュー前から奥華子を応援しているけど、最近のアルバムは、はっきり言っていまいちだと感じていました。

もちろん、個人的な感想なのですべてのファンに当てはまる訳じゃないと思うけど、一緒に応援している妻も同じ意見なので、そんなファンも少なくないんじゃないかと思います。

だから、最新作の【遙か遠くにに見えていた今日】を初めて聴く時も、期待よりも不安の方が大きかったのを覚えています。でも、アルバムが進むにつれてそんな不安は吹き飛び、途中からはアルバムの世界に没入し、感動のうちに聴き終えていました。

華ちゃんやれば出来るじゃん!僭越ながらそんな風に思ってしまいました(^_^;

遙か遠くにに見えていた今日】の感想を語る前に、最近のアルバムの何が良くないと感じていたかを簡単に書いておきます。

色々と思う所はありますが、一言でいうと「迷っている」そんな風に感じていました。

アーティストとして生きていく以上は、ある程度は曲が売れないとレコード会社との契約も解除されてしまうだろうし、それ以上に「ヒット曲を出して歌番組にも出演したい」等のアーティストとしての欲望も有るでしょう。そんな気持ちをもって曲作りを行えば、「若い子に受ける曲を書いて若いファンを増やしたい」とか、「ラジオで目立つように、シングル曲は派手目にしよう」とか、色々な事を考えてしまうでしょう。

もちろん、そんな風に考える事自体は悪い事じゃないと思う。でも、そんな考えが、華ちゃん本来の魅力をスポイルしていると個人的には感じていました。勿論それは、作詞作曲だけでなくアレンジや音作り全般に対してです。

それが今作【遙か遠くにに見えていた今日】では一変し、作詞作曲からアレンジや音作りに至るまで、全ての面で良くなっていました。特に曲がすごく素直になったと強く感じます。何ていうか、無理やり作った感がなく、心に浮かんだ事を素直に曲にしたというか。

このアルバム発売の約一年前、2016年夏。奥華子は2日間4公演で、今までの曲(インディーズ時代含め)全てを歌う「全曲ライブ」を敢行したのですが、その時に古い曲や埋もれていた曲と改めて対峙して、自分の原点を取り戻したのかもしれません。もちろん奥華子本人がどんな風に感じたかは分かりませんが、一ファンとして今作を聴くと、その影響は少なくなかったと感じます。

アルバムの冒頭を飾る「Rainy Day」はインディーズ時代に出した、6人のピアノ弾き語りアーティストを集めたオムニバスアルバム「Cocktail2」に収録されていた、とても大好きな曲。オリジナルは弾き語りでしたが、今回はドラムやギターの入ったアレンジバージョンで来ました。個人的には、後半の音数が多すぎに感じましたが、聴くたびに違和感もなくなってきました。特にベースラインがお気に入りです。

4曲目の「プロポーズ」は、お部屋探しマストのCMソングです。マストのCMも勿論悪くないんだけど、もしもこの曲がゼクシィのCMに使われて、吉岡里帆さんの花嫁姿のバックに流れたら、大ヒット間違いなし!と妄想してしまいました(;^_^

7曲目の「キミの花」は、先行してシングル発売されたとっても元気なアレンジの曲なんだけど、よく聴くと曲調も歌詞もとても切ないので、密かにアルバムでは弾き語りのバラードバージョンを期待していたんだけど・・・叶いませんでした(T_T)

アルバムのラストを飾るのは大作「遥か遠くに」。決して派手なアレンジで大げさに歌い上げている訳ではなく淡々と弾き語っているんだけど、胸に高まった感情をぎりぎり抑え込んでいる様な歌声がかえって胸を打つ、この一曲の為にアルバムを買っても良いくらいの傑作曲です!

他にも「アイスクリーム」とか「365日の花束」とか、素晴らしい曲がたくさん詰まったこのアルバム。しばらく華ちゃんの曲から離れている昔のファンにも、ぜひとも聴いてほしい。

絶対に後悔しないから!

 

ではでは。